情報化社会と言われるようになって久しいですが、
簡単に一次情報に触れられるようになった反面情報過多に陥りやすくなってしまっているように感じます。
そんな中で必要な情報を取捨選択する情報の管理こそ必要なスキルになると思いますが、情報管理と運転は考え方が似ている、という話があったのでご紹介したいと思います。
まず、運転のうまい人は同乗者と会話をしたり、周囲の景色を見たり、ゆとりを持って安全運転ができます。
逆に、初心者等運転が苦手な人は、前後左右の車や歩行者、中央線や信号、遠くの駐車車両や曲がり角等、運転中に遭遇するあらゆる事態に反応しすぎて逆に肝心の安全運転に必要なことが見えなくなってしまいます。
つまり、運転経験を積む中で、即座に情報の優先順位をつけ「何を無視すべきか」ということが身に付いているのです。
情報管理もこれと同じで、関連する情報を全て集めてそれを処理しようとするのではなく、必要な情報を取捨選択することが必要になります。
言い換えれば、情報の洪水の中で、「何を無視すべきか」を身につけなければならない、ということです。
無視すべき情報を選別できて初めて、必要な情報へも手が届くのです。
ネットは便利ですが、それだけでわかったつもりになってしまう危険性も高いので、本当に必要な情報に触れるためにツールとして使いこなすことを身につけなければならない、と改めて気付かされました。
■辻本■