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読書!

2016/04/15

先週の日曜日に本当に久しぶりに読書をしました。
GWに部屋の模様替えをしようと思って色々片づけや、こうしようああしようを考えていたところ、
普段触っていない本棚に近寄ってカバーの付いた本の中身を確認していたら宮沢賢治の全集を見つけました。
小学生か中学生のころに国語の勉強のために課題に出ていた部分だけ読んだというシロモノだったのですが、
大人になって読む宮沢賢治、深いですね…。
宮沢賢治は岩手の人で、学校の先生であり農学者でも有ったそうですが、
大正時代の岩手県は災害や飢饉や人買いの横行など非常に貧しい暮らしをしていたそうで、
作物も不作が多くみんな必死に働いても食べられないという状況の中で、
宮沢賢治は銀河鉄道の夜にもある「みんなの幸せ」とは何か、
自分にできることは何かを考えて実践していたそうです。
その思いや実経験をもとにできるだけ綺麗な言葉を使って書かれたのが詩や絵本や児童文学なのですが…
子ども向けとは思えないほど衝撃的なものばかりで表現はメルヘンなのに考えさせられる物ばかりでした。
貧しいけれど豊かなものはたくさんあるという事がたくさん描かれているのとは逆に、
本当に豊かになるためにはみんな何をしなければいけないのか、ということも書かれていて、
大正時代の日本人が何を考えていたのか凄く興味深い内容でした。…本当に子供向けじゃないですね、これは。

今はネットで無料で読めるようなので興味有れば読んでみてください(*^-^*)
ちなみに愛するという言葉を使ったのは宮沢賢治が初めてだったかもしれないそうです。
シグナルとシグナレスという信号機が主人公の話が初かも、というからそれもすごいですよね。

◆なお◆

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